カテキンと抗菌作用について

茶カテキンの抗菌効果はピロリ菌やO-157などにも効果があることが、実験結果からわかりました。

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茶カテキンの抗菌・抗ピロリ菌効果

茶カテキンの抗菌効果

お寿司屋さんに行くと、たいてい『上がり』といって、大きな湯のみ茶碗にお茶が注がれてでてきます。『上がり』とは、本来『上がり花』といって、煎じたばかりのお茶という意味でした。このようにお寿司屋さんでお茶が出てくるのには、実は理由があります。寿司ネタのほとんどは生もの。お茶はその生臭さを消すばかりではなく、食中毒を防ぐために飲まれていたのです。もちろん、これは昔の人々が生活の知恵として知っていたこと。最近になって、お茶の抗菌作用が科学的に立証されるようになり、特にこの抗菌作用は、お茶に含まれるカテキンによるものであることが分かってきました。ここでは、茶カテキンの抗菌効果についてお話します。

茶カテキンのO−157に対する抗菌効果

一時日本中を騒がせた『病原性大腸菌O−157』は、胃酸に強く、大腸に到達することのできる細菌です。大腸に到達したO―157は、ベロ毒素を分泌します。このベロ毒素によって、食中毒を起こし、最悪の場合、死にまで至ることもあるのです。図のように茶カテキンには、O−157そのものを死滅させる効果と共に、O−157がベロ毒素を分泌するのを抑えることで、食中毒を防ぐ効果があることが判明しました。

■茶カテキンのO-157のベロ毒素産生抑制効果

茶カテキンのO-157のベロ毒素産生抑制効果

茶カテキンのピロリ菌に対する抗菌効果

胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の一因といわれているピロリ菌(Helicobacter pylori)。実は40代以上の約8割の人の胃にすみついています

■日本の無症候者における ピロリ菌 抗体価の年代別陽性率

日本の無症候者における ピロリ菌 抗体価の年代別陽性率

胃の中からピロリ菌を除菌、減少できれば胃炎や潰瘍が予防できると考えられています。
ここでは茶カテキンのピロリ菌に対する低減効果について見てみます。

■ヒトでのピロリ菌の低減効果

【 方法 】
ピロリの保菌者7名
一日当たり480mgの茶カテキンを
4週間摂取
胃の生体組織からピロリ菌の有無を判定
【 結果 】
摂取前 7名
摂取後 2名除菌 2名減少 変化なし

ヒトでの試験により、ピロリ菌の胃から除菌が確認されました。

上記二つの試験より、茶カテキンは食中毒や炎症など、体に害を及ぼす菌に対し、
抗菌効果を発することが分かりました。
昔も今も、茶カテキンは私達の健康な生活に欠かせないものとなっています。

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