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テアニンによるリラックス効果について
 リラックスを測定する方法に様々ありますが、私達は、体調の具合による影響が比較的少ない脳波の測定によって、リラックスの検証を行ってみました。
まず測定の結果を見ていく前に、脳波について少し説明をしておきましょう!
脳波とは… 脳の働きに伴って発生する脳電流のことで、電気的な活動を逃頭皮からとらえたものです。 周波数と振幅によって4つに分類されます。
テアニンのリラックス効果試験
被験者 年齢:18歳〜22歳 性別:女性
群別:顕在性不安検査(MASテスト)
53名が検査を行い、以下の人数が選抜された。
高不安群(23点以上)
低不安群(9点以下)
これが、実際の脳波測定の様子です。図のように、前頭部・後頭部に12個の電極をつけて測定していきます。
 まず、女性53名(年齢18〜22歳)に予め、MASテスト(顕在性不安検査)を行い、不安程度の異なる2グループ(高不安群・低不安群)に分けました。さらにグループから各4名ずつの被験者を選定し、100mlの水にテアニンを0mg・50mg・200mgと溶解したものを、被験者には、テアニンは入っている・いない、また、入っている量もわからないという条件の中、飲んでもらいました。その後60分間の脳波測定を行い、脳波測定後には体感記録をつけていただきました。
※ 顕在性不安;精神や身体的な徴候として表出された不安のこと
☆実際の結果を見る前に、脳波測定結果の表し方について、簡単に説明しておきます。
脳波出現量の表し方(トポグラフィー)
 左図は、頭を真上から見た状態で、α波の出現が少ない状態を青色で表し、中間を緑色、多く出現している状態を赤で表します。また、真上から見た状態であるために、どの部分から多く出現しだしているかも、同時に見ていくことが出来ます。
☆それでは、実際に結果について見てみましょう
水摂取時の脳波トポグラフィー
テアニン200mg摂取時の脳波トポグラフィー
 テアニン摂取での比較が出来るように、水のみ(テアニン0mg)摂取を対照としましたが、テアニンを摂取した場合についても、摂取量を50mg・200mgの2パターンで行い、摂取量の違いによるα波の出現の違いについても検証しました。すると摂取量については、50mg摂取に比べて、200mg摂取のほうが顕著に効果が高かったため、左図では、水摂取とテアニン200mg摂取での結果を取り上げています。
 図から分かるように、テアニン摂取では、40分後ぐらいから、とても多くα波が出現していることが確認されました。出現の仕方も分離したりすることなく、左右対称に脳全体にまんべんなくでている様子がみられます。

 
最後に、高不安群・低不安群についての、α波の出現量の比率については、もともとα波の出現が少ない状態である高不安群の被験者の方が、より顕著に多く引き出された結果となり、不安という精神状態の違いによって、テアニンの感受性が異なることが示唆されます。
また、テアニン摂取時の脳波測定後の感想としては、「頭がすっきりした」「手足が暖かく感じられた」「色々なアイデアが浮かぶ」「イライラがなくなった」など、リラックスした状態でよく見られる感想が得られました。